スズキスイフトは1600ccハッチバックのコンパクトカー。かつてジュニアWRCで活躍しました。
スバルのインプレッサもそうですが、WRCで活躍するということは基本設計がしっかりしているということです。市販車ベースで競い合うWRCなので、活躍イコール高性能と考えていいでしょう。
現在はWRCのカテゴリー変更の都合で出てはいませんが、その系譜を受け継ぐこの車はあらゆるシチュエーションで快適に使える車であることが保証されていると言っても過言ではないと思います。
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スイフトのグレード
スイフトは大きく基本グレードの「スイフト」、「スイフトスポーツ」、特別仕様車の「スイフトRS」、「スイフトスタイル」に分かれます。
「スイフト」には「XG」、「XG-DJE」、「XL」、「XL-DJE」、「XS-DJE」があり、グレードによってDJE(デュアルジェットエンジン)があります。
DJEの設定のあるグレードは、「スイフト」(DJE表記のグレード)、「スイフトRS」、「スイフトスタイル」です。あとはグレードによりますが、ミッションがCVTか5MT、6MT、駆動がFFか4WDと設定されています。
グレードによる装備の違い
XG
- マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ[マニュアルレベリング機構付]
- リヤディスクブレーキ
- フルオートエアコン[抗菌処理タイプ/カテキン・エアフィルター付]
- 6スピーカー(フロント2、リヤ2、ツイーター2)
- ウレタンステアリングホイール
- 15インチフルホイールキャップ
この「XG」の特徴ですが、まず、いい部分としてはオートエアコン、6スピーカーです。このグレードでこの装備はお得と思われます。次にグレードなりの装備としては、ハロゲンヘッドランプ、ウレタンステアリング、ホイールキャップです。
XG-DJE
- デュアルジェット スイフト専用メーター
- シフトインジケーター
- マルチインフォメーションディスプレイ[アイドリングストップ節約燃料、アイドリングストップ時間、エコスコア、瞬間燃費、平均燃費、航続可能距離、外気温、オドメーターなど]
- <エコクール
「XG-DJE」の装備の特徴は、まずアイドリングストップがついていることから、アイドリングストップ時もエアコンがつかえる「エコクール」がついていること。インジケーター、マルチインフォメーションディスプレイという表示系が充実していること。
逆になくなる装備が、シートアンダートレー、コインホルダーです。
XL
- マルチリフレクターハロゲンフォグランプ
- 本革巻ステアリングホイール
- リヤシートリクライニング[1段階]
- LEDサイドターンランプ付ドアミラー
- 16インチアルミホイール
「XL」の装備の特徴は、フォグランプ、本革巻きステアリング、リアシートリクライニング、LEDサイトターンランプ付きドアミラー、16インチアルミホイールとなります。
XL-DJE
- エコクール
- デュアルジェット スイフト専用メーター
- シフトインジケーター
- アイドリングストップエンブレム(バックドア)
- エネチャージ
- アイドリングストップシステム
- 16インチアルミホイール
「XL-DJE」の特徴ですが、こちらも「XG」と「XG-DJE」の違いと同様で。デュアルジェットエンジン、エネチャージ、アイドリングストップ搭載による多少の違いで、特筆すべきはアイドリングストップでエンジンが止まったときでもエアコンが動く「エコクール」がついていることです。
XS-DJE
- SRSカーテンエアバッグ
- フロントシートSRSサイドエアバッグ
- クルーズコントロールシステム
- 7速マニュアルモード付パドルシフト
- 運転席可倒式アシストグリップ
- LEDイルミネーションランプ
「XS-DJE」の特徴は、「XL-DJE」との比較になりますが、SRSカーテンエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグという安全装備、クルーズコントロール、7速マニュアルモード付パドルシフトといった走り系の快適装備、流行りのLEDイルミネーションランプといったところになります。
またリアディスクブレーキがノーマルグレードのうちこのグレードだけ、4WDだけの設定ではなく2WDにもついています。
スイフトRS
- マルチリフレクターフロントフォグランプ
- リヤディスクブレーキ(2WD車)
- クルーズコントロールシステム
- 本革巻ステアリングホイール[シルバーステッチ]
- ステアリングオーディオスイッチ
- 7速マニュアルモード付パドルシフト(CVT車)
- シフトブーツ[シルバーステッチ]
- 専用ファブリックシート表皮[シルバーステッチ]
- リヤシートリクライニング[1段階]
- フロントアンダースポイラー
- サイドアンダースポイラー
- ルーフエンドスポイラー
- リヤアンダースポイラー
- LEDイルミネーションランプ
- LEDサイドターンランプ付ドアミラー
- リヤコンビネーションランプ(Sport)
- RSエンブレム(バックドア)
- 欧州チューニング ダンパー
- 欧州チューニング パワーステアリングコントローラー
- 欧州チューニング 185/55R16 ラジアルタイヤ
- 16インチアルミホイール
「スイフトRS」の特徴はとにかく専用装備。特に「欧州チューニング」と謳っている足回りです。あとはエアロ、LED関係、あとはシフトブーツ、専用シートといった内装になります。
RS-DJE
「RS-DJE」は、「スイフトRS」と比較すると、前述していますが、アイドリングストップ時もエアコンがつかえる「エコクール」がついていて、インジケーター、マルチインフォメーションディスプレイという表示系が充実していること。
なくなる装備が、シートアンダートレー、コインホルダーです。
スイフトスタイル
- クルーズコントロールシステム
- 電動格納式リモコンカラードドアミラー[リモート格納]
- 運転席・助手席シートヒーター(2WD車)
- ステアリングオーディオスイッチ
- 7速マニュアルモード付パドルシフト
- 専用ドアトリム表皮[スエード調]
- シフトブーツ[シルバーステッチ]
- ヘアラインメタル調ドアトリムオーナメント
- ヘアラインメタル調ドライバーサイドオーナメント
- ヘアラインメタル調アシスタントサイドオーナメント
- 専用シート表皮[レザー調&ラックススェード(R)、シートタグ付]
- フロントアームレスト[レザー調]
- リヤシートリクライニング[1段階]
- 運転席・助手席シートサイドポケット
- 専用メッキフロントグリル
- STYLEエンブレム(バックドア)
- プレミアムUVカットガラス(フロントドア)
- IRカット機能付フロントガラス
- LEDサイドターンランプ付ドアミラー
- 16インチアルミホイール[切削加工&ブラック塗装]
「スイフトスタイル」の特徴も「RS」同様特別仕様車ですので、専用装備になります。
「RS」と違うのは「見た目」と「快適」です。ステッチ付きのステアリングや、スエードやヘアラインメタル調、レザー調を多用した内装、クルーズコントロールやパドルシフト、UVカット、IRカットといった快適装備が特徴になります。
スイフトスタイルDJE
「スイフトスタイルのDJE」は、繰り返しになりますので省略いたします(「XG-DJE」の装備の特徴をご参照ください)。
スイフトスポーツ
- リヤディスクブレーキ
- Sport本革巻ステアリングホイール[レッドステッチ、オーディオスイッチ付]
- Sportスピードメーター
- ドアトリムオーナメント[ヘアラインメタル調]
- ドアトリムオーナメント[ヘアラインメタル調]
- ドライバーサイドオーナメント[ヘアラインメタル調]
- アシスタントサイドオーナメント[ヘアラインメタル調]
- シフトブーツ[レッドステッチ]
- Sportフロントシート(Sportロゴ入り)
- Sportバンパー&グリル
- Sportマフラー(デュアルエキゾーストパイプ)
- Sportリヤコンビネーションランプ
- モンロー(R)(テネコ社製)ショックアブソーバー
- ステンレス製ペダルプレート
- 17インチアルミホイール
「スイフトスポーツ」の特徴は、「Sport」専用装備です。ステアリング、メーター、シート、バンパー&グリル、マフラー、テールレンズ。
「スポーツ」というだけあって、2WDでありながらリアディスクブレーキ、モンローショックアブソーバー、17インチアルミ。内装もスパルタンに、ステアリング、シフトブーツにレッドステッチ、ヘアライン調のオーナメント等、さすがに走り心を刺激します。
グレードによる価格
一番安いグレードで「XG」1,316,520円。ノーマルグレードなら最高価格は「XS-DJE」(4WD)1,838,160円。シリーズで一番高いのは「STYLE-DJE 2トーンルーフ仕様」(4WD)が、1,811,160円となっています。
安全装備について
この車種にはスズキの先進安全装置、「デュアルカメラブレーキサポート」等がついていなく、従来の安全装備になります。たとえば「ESP」、横滑りを抑える、発進、加速時に空転を抑える、プラスABSを、センサー、コンピューター、エンジン、ブレーキが連動して、車の挙動をコントロールするシステムです。
さらに「TECT」、64km/hオフセット衝突に対応していて、安全性向上と軽量化を両立、衝突時の衝撃を効率よく吸収、分散します。
関連記事:スズキの安全装備を解説!
まとめ
以上、スズキスイフトのグレードによる装備、価格の違いを見てきました。
デュアルジェットエンジンやスイフトスポーツのグレード設定等魅力ある車であることがわかります。残念なのは、スズキの先進安全装置「デュアルカメラブレーキサポート」の設定がないことです。
冒頭にも書きましたが、ジュニアWRCにも出ていたスポーツモデルですので、自ずとその購買層はスポーティーな走りをすることが想像され、そういう車でこそ、先進安全装置の装備が急務なのではないでしょうか。