交通事故死者数は年々減少しています。これには飲酒運転の減少、シートベルト装着率の向上、運転のモラルの向上が考えられます。
さらに悲惨な事故を減らすべく、自動車メーカーはこれまで数々の安全技術を開発してきました。この安全技術の向上は最近よく聞かれる自動運転の技術の向上に結びついていて、自動運転に必要なカメラやレーダーなどの技術の向上により最新の安全技術があります。
今回は世界一の自動車企業トヨタの安全装備についてみていきます。

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トヨタの安全技術
トヨタの安全技術は大きく次のふたつに分けられます。
- 先進安全技術
- 従来の安全技術
1)先進安全技術
まずは先進安全技術ですが、トヨタの先進安全技術は次のふたつがあります。
- Toyota Safety Sense P
- Toyota Safety Sense c
Toyota Safety Sense P
Toyota Safety Sense PとToyota Safety Sense cでは、Toyota Safety Sense Pがより安全性を追求したものになっており、次の4つの技術で構成されています。
- プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援型)
- レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)
- オートマチックハイビーム
- レーダークルーズコントロール
プリクラッシュセーフティシステム
プリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援型)は、レーダーとカメラを使用して、衝突回避、被害軽減を行うものです。
衝突の危険を感じるとブザーとディスプレイ表示で知らせ、ブレーキを踏むと十分な制動力が得られるようにアシスト、仮にブレーキが踏めなかったときには、対象が歩行者と車両で作動速度域が異なりますが、衝突を回避、または回避をサポートします。
レーンディパーチャーアラート
レーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)は、道路の白線や黄色線を認識して、車が車線を逸脱しそうなときに知らせてくれる機能です。カメラによって車線を認識して、ウインカー操作を行わずに車線を逸脱しそうになるとブザーとディスプレイ表示で知らせてくれます。またステアリング操作もサポートしてくれます。
オートマチックハイビーム
オートマチックハイビームは、先行者と対向車のライトをカメラで認識して、自分の車のハイビーム、ロービームを自動でコントロールしてくれる機能です。
レーダークルーズコントロール
レーダークルーズコントロールは、設定した速度で定速走行、また先行者と車間距離を保持しながら追従走行ができる機能です。設定した速度で定速走行をしていて先行車が現れると追従走行、先行車が車線変更し、いなくなるとまた設定速度で定速走行といった走り方ができます。
搭載車種
このToyota Safety Sense Pを搭載している車種は以下の車種です。
- プリウス
- ランドクルーザー
Toyota Safety Sense c
Toyota Safety Sense Sは以下の技術となります。
- プリクラッシュセーフティシステム(衝突回避支援型)
- レーンディパーチャーアラート
- オートマチックハイビーム
- 先行者発信告知機能
プリクラッシュセーフティシステム
プリクラッシュセーフティシステム(衝突回避支援型)は、Toyota Safety Sense Pのプリクラッシュセーフティシステム(歩行者検知機能付衝突回避支援型)と違い、歩行者検知機能がついていないものになります。
レーンディパーチャーアラート
レーンディパーチャーアラートは、Toyota Safety Sense Pのレーンディパーチャーアラート(ステアリング制御機能付)のステアリング制御機能がついていないものになります。
オートマチックハイビーム
オートマチックハイビームは、Toyota Safety Sense Pと同じものになります。
先行者発信告知機能
先行者発信告知機能は、レーダーとカメラにより信号待ちや渋滞での停止中に前方の車が発進したことをブザーとディスプレイ表示で知らせてくれる機能です。
搭載車種
このToyota Safety Sense Sの搭載車種は以下のとおりです。
- アクア
- ヴィッツ
- カローラアクシオ
- カローラフィールダー
- オーリス
- アベンシス
- シエンタ
- ノア
- ヴォクシー
- エスクァイア
- エスティマ
- エスティマハイブリッド
- アリオン
- プレミオ
2)従来の安全技術
従来の安全技術については、数多くのものがありますので主なものを紹介したいと思います。
主な安全技術
- パノラミックビューモニター
- ABS(Anti-lock Brake System)
- VSC(Vehicle Stability Control)/ TRC(Traction Control)
- 衝突安全性評価[GOA]
- 運転席・助手席SRSエアバッグ SRSカーテンシールドエアバッグ
パノラミックビューモニターは、ナビの画面に車を上から見下ろしたように移すことができるものです。前後左右4つのカメラを駆使、画像をつなぎ合わせることによって可能にしています。
ABS(Anti-lock Brake System)は、タイヤをロックしないようにするポンピングブレーキを、機械的に自動かつ高速で行うことによって、タイヤロック時の車の制御不能状態を回避する装置です。
VSC(Vehicle Stability Control)/ TRC(Traction Control)について、VSCはコーナーリング時の横滑り防止装置で、エンジンの出力と4輪それぞれのブレーキを自動的に最適な状態にします。TRCは急発進、急加速時に駆動輪が空転することを防ぐ装置で、これもエンジン出力や、ブレーキを自動的にコントロールします。
衝突安全性評価[GOA]は、Global Outstanding Assessmentの略であり、世界トップレベルの衝突安全性能を実現するために、オフセット前面衝突と 側面衝突に耐えうるボディにしています。
運転席・助手席SRSエアバッグ SRSカーテンシールドエアバッグは、衝突時の強い衝撃を感知して瞬時に膨らみ衝撃を緩和します。特にカーテンシールドエアバッグは側面からの衝撃時に側面ガラスと頭部の間に膨らむものです。
その他の安全技術
- パノラミックビューモニター
- インテリジェントパーキングアシスト[IPA]
- インテリジェントパーキングアシスト2[IPA2]
- クリアランスソナー&バックソナー
- インテリジェントクリアランスソナー
- ドライブスタートコントロール
- バックガイドモニター/広角カラーバックガイドモニター
- ITS Connect
- レーダークルーズコントロール(ブレーキ制御付)
- レーンキーピングアシスト[LKA]
- レーンディパーチャーアラート[LDA](ステアリング制御付)
- VDIM(Vehicle Dynamics Integrated Management)
- HAC(Hill-start Assist Control)
- AHB(Automatic High Beam)
- インテリジェントAFS(Adaptive Front-lighting System)
- AHS(Adaptive Hi-beam System)
- プリクラッシュセーフティシステム
- WILコンセプトシート
- 歩行者障害軽減ボディ
- ポップアップフード
- ヘルプネット
以上、トヨタの安全装備についてみてきましたが、長年の研究により進んできた安全装備がカメラやレーダーの進歩により、ここ数年急激に進化したと思います。
交通事故、死亡事故が減ってきているとはいえ、完全に無くなるのが理想であり、特にトヨタにはトップ企業としてこれからの進化の牽引役になってもらいたいものです。ひとつ残念なのは、やはり高級車種、最新車種ほど安全装備が充実しているのが現状ですので、すべての車種に標準装備され、新しい装備ができたら、旧来の車種にも導入してほしいものです。

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