節約・節電などで家計の負担を減らそうと頑張っている方、私もですが、電力自由化を知ることは最高の節約術かもしれません!

2016年4月から開始される電力自由化。「そもそも自由化とは?」と言う方もいるでしょう。自由化は今後どのように進んで行くのか?私たちのメリット・デメリットはどのようなものか?説明していきます。

今までは地域で決められた電力会社としか契約できませんでした、「東京都の方は東京電力」「大阪の方は関西電力」といった具体に、料金プランの選択はできても電力会社を選択することはできませんでした。

しかし、電力自由化後は現在の既存電力会社だけでなく、新規参入してくる電力会社との契約ができるようになりますので、消費者は自由に様々な事業者と契約することができ、料金プラン・サビースなど自分に合った最適なものを選択できます。

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今後、電力自由化はどのように進んでいくのか

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①(小売の自由化)既存電力会社・新規参入企業からも自由に電力が買えるようになる。
②(発電の自由化)どのような事業者でも電力市場に新規参入することができる。

2015年7月の時点で700社以上が電力市場に新規参入を表明している。

新規参入する企業は新電力とも呼ばれ、石油会社・ガス会社や発電設備を所有している大手、IT関連企業・通信企業などの新規参入も発表されている。

③(送配電の自由化)既存電力会社の送配電網を使用して電気を送配電できるようにする。
④(発送電分離)既存電力会社の発電・送電部門を切り離し、平等に利用できるようにする。

発電所で電気を作り利用者に届けるには発電設備と共に、送配電のための巨大な設備が必要になります。

現在、既存電力会社が発電設備と送配電設備の両方を所有し一体管理していますが、今後発送電分離を実現する方向で検討されています。

発送電分離とは「発電と送電を分離すること」。

送電や配電を発電設備から独立させ、新規参入する全ての事業者が平等に利用できるようにし、公平な競争ができるようにするため。

既存電力会社が所有している送電線を素直に新規参入してくる事業者に貸すことはあるのか?と言う疑問はありますが、最終段階として、このような電力システム改革が進められています。

2020年までに「法的に発送電を分離させる」という方針は示されているが、ヨーロッパではこの発送電分離に10年以上の年月がかかったとのことなので、日本でも長い時間がかかると言われています。

電力自由化のメリット

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自由に電力事業者を選ぶことが出来るので市場競争によって料金値下げが期待されていることが最大のポイントです。

セット割が武器!

その魅力である料金、各企業とのコラボレーションによるセット割が武器!

通信・インターネットではソフトバンクから電気料金と携帯電話料金のセット割引プランが発表され、ソネットからはインターネットとのセット割など各企業の特徴が出ているセット割引になっている。

その他にも、提携先によって支払い時にポイントが溜まるサービスや、エコロジー的思考のユーザーをターゲットにするグリーン電力をアピールした再生可能エネルギー利用したサービスなど、電力という枠組みに縛られることなく色々な視点から考えることができる。

自分のライフスタイルに合わせたプランを選択する自由と、その可能性があるので私達自身が一度各社のセット割引プランを調べて見ることも大事だと思います。

電気の見える化により消費電力カット

電力自由化以降、料金形態は以前より増えるでしょう。

時間帯を細かく区切り時間帯ごとに料金設定できるかたちや、電力需要の高い時間帯だけ割高になり、その際に節電した分がポイント・サービスで還元される方式や、リアルタイムで料金が変動するものなど様々なメニューが実施されると言われています。

このような多様なメニューから自分の家庭電気消費に合わせたものを選択する必要があります。その際にHEMSやスマートメーターを使用した家庭ごとに測定されたデータ、「見える化」が役に立ちます。

HEMSは消費した電力量や電気代を把握するために電気器具を無線・有線でネットワーク化し、遠隔操作で使用量・料金単価を確認することができます。

そして、従来の機械式メーターからスマートメーターに交換・導入することが急がれている、このスマートメーターは電力会社と通信し日本中の電力会社と自由に契約できるようにします。

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電力自由化のデメリット

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良く問題視されている点は「供給の安定性は大丈夫なのか?」「停電のリスクは?」ということ。そして東日本大震災以降、「自然災害時の停電リスク・対策について」どのような対応がなされるのか注目されています。

今までは大手電力会社が長い年月をかけ、技術力の向上・経験の蓄積を行ってきたので電気供給の安定を保ててきました。「大規模な停電はまず起こらない」という安心感はあったと思います。

しかし、自由化により異色の企業も新規参入してきます。十分な能力に欠ける発電設備で発電を行ったり、設備投資に予算を削ったりすることなどのケースが考えられます。そのようなことになると電力供給が不安定化し大規模停電が起こる可能性も高まってきます。

そして、過度の競争によって電力業界の経済状態が悪化してしまう問題点もあります。

アメリカでは電力自由化によって過度の競争が生まれ、電力会社の予備電力が足りなくなりニューヨークが大停電に陥りました。

電気供給の安定性と低価格化を両立させることは難しく少しばかりの不安を抱きます。

私達も価格ばかりではなく違う視点で選択する重要性について考えなければならないのかもしれません。