今秋開催される新たな野球の世界一決定戦「プレミア12」

あれ?ワールドベースボールクラシックじゃなかったっけ?!そして日本が2連覇中じゃ…。

名前が変わっただけ?いやいや似て非なるもの。実は全く新しい大会といえます。

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問題があった?!WBC

ワールドベースボールクラシック(WBC)は野球世界一を決める大会として、メジャーリーグ機構と選手会によって立ち上げられた大会でした。

アマチュアレベルでは世界大会やオリンピックもありましたが、プロを含めた本当の意味での国際大会がありませんでした。

サッカーにはみなさんもご存じのとおりワールドカップがあります。サッカーはヨーロッパ、南米をはじめ世界でも競技人口が多いスポーツとして浸透している一方、野球は簡単に言うとアメリカだけのスポーツでした。

そんな中、そのアメリカのメジャーリーグでキューバ、プエルトリコ等の中南米地域の選手や韓国、そして日本の野茂英雄、イチロー等が活躍するようになり、メジャーリーグとしても、もっと多くの地域に野球を浸透させ、よりマーケットを広げていきたい、そして世界の良い選手を集めてメジャーリーグを充実させたいと考えました。
WBCにはそんな思惑もあった大会だったのです。

ですから第一回大会は当然メジャーリーグ主体ですべてが進められました。
しかしそこで揉めたのが利益(テレビ放映権やスポンサー収入等)配分の問題です。

日本の選手会がアメリカ優先と思われる配分方法について異議を申し立て、参加を取りやめようとした動きもあり、この問題はその後も大会が開催されるごとに懸案事項となりました。

新たに生まれたプレミア12

そのWBCにとって代わって誕生したのがWBSCプレミア12〈仮〉(以下:プレミア12)です。

WBSCとは(World Baseball Softball Confederation)の略で世界野球ソフトボール連盟の意味です。

つまり簡単にいうとWBCが「アメリカ大リーグ」主体だったのに対して、「世界連盟」が主体となったという意味です。

もともとあったIBAF(国際野球連盟:世界野球ソフトボール連盟の前身)の世界大会はありましたがアマチュアの大会でした。そこでアメリカ大リーグ機構等の資金援助もあり、より野球を普及させるため、WBCからプロもアマも含めた真の世界一を決める唯一無二の大会として「プレミア12」が誕生することになったのです。

日本をはじめ強豪国出場!あれ!?オーストラリアは?

プレミア12出典:http://www.japan-baseball.jp/

プレミア12は「野球国力世界一決定戦」です。
つまり国全体の野球の実力が試される大会ということですので、

  • 12U(主に小学生)
  • 15U(主に中学生)
  • 18U(主に高校生)
  • 21U(主に大学生)

の各世代の大会の成績がポイント化され、そのランキング上位12の国がこの大会に招待されるという仕組みになっています。

今までのWBCではトップチームの精鋭が予選を戦い出場が決まっていましたが、ジュニアからトップクラスに至るまで、国全体での野球の実力が試されるのです。

今大会の日本のランキングは堂々たる1位。

日本は高校野球が国民的行事になっていることもあり、ジュニアの世代にいたるまで、野球への注目は他の国よりも高く、実力も伴っている証拠と言えるでしょう。

その一方、オリンピックなどで日本に勝利したり、安定した強さをいつもみせ、大リーグや日本でも多くの選手が活躍しているオーストラリアですが、今回の選出方法では14位となり出場できませんでした。

トップの選手だけの実力だけではなく、まさに「国全体の世界一決定戦」それがプレミア12なのです。

不利じゃない??激戦必至の予選リーグ

今回の出場国は2リーグに分かれて予選を戦います。

予選の振り分けは、

    Aグループ

  • キューバ(3)
  • 台湾(4)
  • オランダ(5)
  • カナダ(7)
  • プエルトリコ(9)
  • イタリア(11)
    Bグループ

  • 日本(1)
  • アメリカ(2)
  • ドミニカ(6)
  • 韓国(8)
  • ベネズエラ(10)
  • メキシコ(12)

※()はポイントランキング

あれ?!1位の日本と2位のアメリカも一緒ですし、あのライバル韓国も…。
そして強敵ドミニカまでいます。

この振り分け方法はどうやって決められたのでしょうか?
実はこれは主催者側によって振り分けられました。

その裏には興行的な意味合いが強いようです。

開幕戦は日本対韓国のいきなりのライバル対決!

盛り上がりに欠けるかもしれない予選において好カードを作ることで、多くの試合で観客や、スポンサーを集めようというものです。

野球の世界最強国決定戦といえどもお金がなければできません。そういう意味ではこの組み合わせは仕方ないのかもしれません。

厳しいリーグですが総当たりで上位4チームが決勝トーナメントへ進むことができます。
決勝トーナメント1回戦では、
Aグループ1位-Bグループ4位
2位―3位
というように他グループと戦うことになります。

そういう意味ではもし星を取りこぼすことがあっても4位までに勝ち残れば、決勝トーナメントで戦いやすくなるとも言えます。

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14日間の濃密な戦いがはじまる

今大会は日本と台湾の共催となっています。
11月8日(日)の札幌ドームでの日本と韓国との開幕戦を皮切りにその後の予選リーグすべての試合と決勝リーグの一回戦は台湾で行われます。
その後の準決勝以降はまた日本に戻り東京ドームにて。

共催といえども試合の大部分が台湾で行われることになります。

つまり日本で行われるのは、

  • 11月8日の開幕戦
  • 11月19日準決勝2試合
  • 3位決定戦
  • 決勝戦

のあわせて5試合のみが行われる予定です。

その日本で行われる試合のチケットは一部の座席について9月1日よりローソンチケット先行発売されたのち10月1日から一般先行発売、10月20日より一般発売されます。

なお3位決定戦と決勝は同日に行われるため2戦共通チケットとなります。

もちろん侍ジャパンは準決勝まで勝ち上がってくることが前提のスケジュール。きっと東京ドームに帰ってくるでしょう。

プロ野球の一般チケットよりやや高価かもしれませんが、侍ジャパンのプレミア12の初代王者、つまりは日本が野球世界一国の栄冠に輝く瞬間を自らの目に焼き付けるのもいいかもしれません。