今大会は予選で強豪校が敗退すると同時にドラフト候補と言われた有力選手が甲子園手前で涙を飲みました。
そんな波乱含みの中でも勝ち上がってきた実力・実績のある選手、また新星のように現れ、その個性を発揮する選手たち。

今回もまたさまざまな才能がお互いを磨き合い、削り合いまた新たなスターが誕生していくことでしょう。
主役になる可能性が現時点で高い選手をピックアップしましたのでご覧ください。

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【2015年・夏】高校野球の注目選手!!

小笠原 慎之介(東海大相模)

1番の注目投手は東海大相模の小笠原です。
MAX150キロを超える直球はうなりを上げ、高めのボール球でも空振りを取ることができます。

低い状態から投げ込むことができ、マウンドでの振る舞いは迫力満点。
プロのスカウトが口をそろえて「外角のストレートのコントロールが素晴らしい」と舌を巻くほどです。

そのほかにもスライダー、ツーシーム、チェンジアップと持ち球も豊富。でもそれも超高校級のストレートがあってこそなのです。

夏の県予選ではあわせて27回を投げ奪三振30、失点1。
その失点もエラーがらみですすめられたランナーを犠牲フライで返されたものにほかなりません。

高校生相手にまともには打たれていないのです。決勝の強豪・横浜高校戦では味方の援護に守られたものの、圧巻の見事な完封勝利で甲子園出場権を自ら手に入れました。昨夏の甲子園ではチームの初戦敗退で短いイニングしか投げることができませんでしたが、その片鱗を見せてくれました。

今年の夏は、躍動する姿を多く、長く見せてくることでしょう。

吉田 凌(東海大相模)

東海大相模の2枚看板の一人。
右のエースこと吉田は1年生のときは150キロ前後の直球が武器の投手でしたが、今年の予選では球速は140キロ前後にまでセーブし、コントロール重視のピッチング

遅れて出てくる腕から繰り出される角度のあるボールは急速以上に相手打者に食い込んでいるようです。

また、今年から意識しているという高めをうまく使った幅の広いピッチングは神奈川県予選においても抜群の安定感をみせ、19回投げわずか1失点。空振りが取れる120キロ台のスライダーとストレートとのコンビネーションによる頭脳的な投球術は「勝つ」ことを重視した、プロ好みの投手といえるのではないでしょうか。

佐藤 世那(仙台育英)

昨年秋の神宮で全国制覇を果たした右腕も春のセンバツでは優勝した敦賀気比に2失点の惜敗。
その実績からして、今大会NO.1右腕となることは間違いありません。

ですが、その力投の影響からか、右ひじのはく離骨折が判明。
センバツ後はノースロー調整も行い、夏の予選に臨みました。

やはりけがの影響からか準々決勝では2回6安打2失点と本来の出来とは程遠い内容。準決勝では立ち上がり大乱調で押し出しを含め3失点。結局アウトを取ることができず降板してしまいました。

ですが、決勝ではいつものマウンドで跳ねるような力感あふれるピッチングが戻り、8回無失点10奪三振と面目躍如の快投で甲子園の切符をたぐり寄せました。

球速もMAX143キロまで戻り、得意のフォークにも切れがでてきましたが、レベルが数段上がる甲子園で今の状態からどれだけ上げていけるかが、ポイントになるでしょう。とにかく体いっぱいを使って投げる姿に注目です。

オコエ 瑠偉(関東一)

お父さんがナイジェリア人ということもあるのでしょう、努力だけでは手に入れることができない天性のバネを持つ、瞬足、巧打、堅守の3拍子そろった中堅手です。

まず一番の注目点はやはり足。50メートル6秒を切り、1塁到達4秒2を切るというのはプロ野球でもかなりのレベルであるといえます。その証として挙げることができるのが、予選で見せたセンター前2塁打。

センターを守っているのがどこかのプロ野球チームの緩慢プレーをする肩の弱い外国人助っ人(?)ならいざ知らず、東東京大会決勝戦での全力プレーの高校生相手でのことです。

まあタイミングはかなり微妙でしたが、それでもタッチをかいくぐって2塁打にしてしまいました。

また守りにしても当然守備範囲は広く、遠投110メートルの強肩の持ち主でもあり、高校NO.1の外野手と言えます。バッティングもバットでリズムを取りながら、柔らかい構えからの鋭いスイングは打率4割4分、長打率7割超とチームのチャンスメイク兼得点源として機能しました。

この夏は広い甲子園で、その恵まれた能力をめいいっぱい魅せてくれるでしょう。

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清宮 幸太郎(早稲田実)

近頃の野球はアベレージヒッターが多いと思いませんか?
ヒットの延長がホームランになればいい…なんて、それはそれで正しいのですが、ホームランバッターもやはり見たい!そんな風潮もあってか、この大型1年生はマスコミ各社に注目され、みなさんの目にも多く触れるようになったのではないでしょうか。

お父さんは元有名ラグビー選手。
その遺伝子を受け継いだ超高校級の体格やふてぶてしいまでの雰囲気は「怪物」「スーパー一年生」という呼び名にふさわしいといえます。

実力面でも大きな構えから、右足を上げて打つフォームは早実の大先輩、「世界の王貞治」を彷彿とさせます。予選ではホームランこそなかったものの、レベルの高い西東京大会で20打数の10安打の5割。長打も多く、何よりもチャンスに強いその打撃は見るものを魅了します。

ですがまだまだ1年生。真ん中からインコース高めの半速球にはめっぽう強いですが、高めの速球、外角にコントロールされた球への対応にはやや難があるようにも思われます。

甲子園で一線級の投手が出てきて追い込まれたとき、どんなふうに進化できるかがカギですが、それを上回る可能性を十分に秘めている、そんな期待を持たせてくれる、久々のスター候補です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
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