神奈川県の地区予選は200校近くが代表のイスを掛け争う、「競争倍率」が最も高く、甲子園に出場するのが極めて困難な地区の一つです。

それゆえ全国的に知名度の高い学校もかなり多く、実力伯仲の戦いが毎年繰り広げられています。いつも優勝候補に挙げられる神奈川県代表ですが、実はあの平成の怪物と呼ばれた横浜高校の松坂大輔(現・福岡ソフトバンクホークス)投手が決勝戦でノーヒットノーランを成し遂げ、全国制覇した第80回大会(1998年)の優勝以来、17年間頂点から遠ざかっています。

今年の春のセンバツではなんと神奈川県の高校は一つも選ばれませんでした。近隣の他県がかなりレベルアップしており、関東は群雄割拠の戦国時代に突入しているということでしょうか。

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神奈川地区予選の注目校は!?

頭一つ抜きんでているのは東海大相模

そんな中、この春の関東大会神奈川地区予選を制したのは、東海大相模。昨年の夏、神奈川代表とし甲子園出場も果たし、安定した実力を発揮する伝統校です。同校の強みは計算できる投手が2人いること。


まずは左の小笠原慎之介投手。
150キロ近いストレートを主体に、ツーシーム等を低めにコントロールし、打たせて取るピッチングが持ち味の本格派左腕です。


そしてもう一人は吉田凌投手。
右腕から放たれる伸びのあるストレートと切れのあるスライダーは三振が取れる一級品。また完投能力も高いと言えます。この2枚看板とどこからでも得点できる打線が機能すれば、強豪ひしめく神奈川県とはいえ、もっとも甲子園に近く、また全国制覇も狙える屈指の実力校と言えるでしょう。

公立の星・相模原と超名門・横浜

名門私学が特に多い神奈川県において、期待したいのは相模原です。
県立である同校の打線の威力は強豪私学と引けを取りませんが、投手力と守備面が課題でした。

関東大会神奈川地区予選ではエース右腕の宮崎晃亮投手が成長した姿を見せ、準優勝に貢献。直球・変化球ともに更なる上積みは必要でしょうが楽しみな存在と言えます。

必須なのはやはり失策が多い守備力の強化でしょうか。打線は爆発力があるだけに、夏の予選までに守備面をどれだけレベルアップすることができるか?神奈川県初の公立校が夏の甲子園の切符を自ら勝ち取ることができるか注目したいと思います。

あと総合力がある横浜もやはり要注意でしょう。夏2回、春3回の全国制覇を成し遂げている同校の地力は見過ごせません。関東大会地区予選では3回戦で桐蔭学園に僅差で敗れたものの、実力は上位。夏の予選ではノーシードから代表の座を、そして17ぶりの夏の全国制覇を狙っています。

連日の好ゲームに期待

夏の甲子園の代表の座を争う、神奈川県大会は開会式の翌日の7月12日から28日までの2週間あまりで行われる予定です。

日程がぎっしり組まれているので、各校選手起用や戦略を求められることとなるでしょう。

日本一激しい争いと、好ゲームに期待したいと思います。