日本語は漢字の使い方で意味が変わってくるのでややこしいですよね。
本日はその中でも「早い」と「速い」の使い分けに注目してみたいと思います。
スマホやPCで何気なく打ち込んだあとに、ふと気になったことはありませんか?
分かりやすい基準や、具体例を入れながら解説していきますので、気になっているかたは是非ご覧下さい。
「時間」か「物理的」かで使い分ける!?
まず「朝が速い」と書かれていると違和感を感じませんか?
これは「朝が早い」となりますよね。
「時期が速い」というのも違和感を感じますよね。
「時期が早い」となりますね。
すなわち「早い」は時間・時系列を表す時に用いられ、具体的なスピードを表す時は「速い」が使われます。
訓読みは同じ「はやい」ですが、音読みになると、
- 「早」は「そう」
- 「速」は「そく」
と読み方が変わります。
音読みを意識すると、少し使い分け易くなるかもしれませんね。
時間や仕事の場合はややこしい・・・
それではここからが本番!
皆さんもこの言葉で迷ってしまったんではないでしょうか?
- 「彼は仕事がはやい」
- 「時間が経つのがはやい」
まずは「仕事」の場合から考えてみましょう。
先ほどの説明に当てはめてみると、仕事における資料作成や、部品の組み立てなどは具体的なスピードがありまるので、「仕事が速い」となります。
と、私は思っていました・・・
ちょっとこちらを読んでみて下さい。
仕事で一番大切なのは「速さ」でしょうか、それとも「早さ」でしょうか?
実は、仕事で一番大切な「はやさ」とは、「早さ」なのです。
これを「速い」ことが重要だと勘違いしてはいけません。
このことを端的に表現するなら…「『速さ』は『能力の高さ』を表し、『早さ』は『姿勢の正しさ』を表す」というのが、私の見解です。引用元:転職のまぐまぐ
このような意見を目にしてしまいました!
確かに「仕事が早い」と書かれていても、あまり違和感を感じませんよね?
それは上記のようなイメージを、自然と持っているからなのかもしれません。
結論としては、
「仕事」をひとつひとつの作業に対する個人の能力と見た時には「速い」
一般的に使われる場合は「速い」で問題ないということですね。
人より作業スピードは遅くても、早く出勤したり遅くまで残業して差をつけているような方の場合は「仕事が早い」となるのではないでしょうか?
時間は「時間」なのに「早い」?
続いては、
「時間が経つのがはやい」について考えてみましょう。
これは見ての通り「時間」関することなので「時間が経つのが早い」となりそうですが、
違います!!
正確には違うのではなく「速い」を使う場合もあるということ。
Yahoo!知恵袋などでは「早い」が正解のように書かれていますが、皆さんも「早い」に対して、少なからず違和感を感じるので調べているハズです。
それではその違和感を解消していきましょう。
1秒、1秒のスピードは絶対に変わらないのに、なぜ「速い」となるのか?
こちらをご覧ください。
時系列でA点とB点を比較して時期・時刻が前である場合には「早い」、
A点とB点との間が短い(時間が短い)場合には「速い」を用いるのか。
距離は関係ないんだね。単に”時刻”か”時間”かの問題か。
よく解りました。☆時刻が前である場合は「早い」
☆時間が短い場合は「速い」引用元:たーさんの公私記ブログ
この解説がとても分かりやすく「なるほどっ!」と思わされました。
要するに1秒の時間は同じでも、○○時~××時までの時間が「短い」と感じた事を表しているので「速い」となるわけです。
先ほどの「仕事」に当てはめて考えてみても、
- 「資料作成する時間が短い」ということを表す場合は「速い」
- 「資料作成が終了した時刻が他の人よりも前である」という場合は「早い」
となり、違和感はありませんよね?
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最後に
この記事をサラッと読んだだけでは、少し分かりにくいかもしれませんね。
私自身は、たーさんの公私記ブログを読んで違和感を解消することができました。
と言っても何度も読み返してしまったので、この記事で自分なりに分かりやすくまとめたつもりです・・・
「仕事」ならこっちのはやいで、「時間」ならあっちのはやい、
といった決まりではないので、ややこしかったですね。
迷ってしまったら「時間が短い」のか「時刻が前」なのかを意識してみて下さい。