私たち素人にとってはCT検査とMRI検査の違いって分からないですよね。
専門の知識がある医師が行うのですから当然と言えば当然なのですが、医師の診断を安心して利用する為にも、利用者もある程度知識を入れておくのは損ではありません。
CT検査とMRI検査の違いを、技術面・費用面から説明していきますので、気になるかたはご覧ください。
CT検査とMRIの検査の原理
CT検査とは、X線を体に通して検査をする技術になります。
対してMRI検査は、電波を共鳴させて検査をする技術ですね。
素人から見れば同じような装置を使っているように感じますが、全く違いう技術ということです。
そうなれば、検査において出来る事と出来ないことが当然変わってきます。
そもそもCTって?
Computed Tomographyの略です。
体を透過させ断面図をコンピューターで処理する方法ですね。
骨の解析には不向きと言われており、内臓の診断に向いているようです。
MRIって?
Magnetic Resonanse Imagingの略です。
X線を使わないで体の原子を電磁波で断面図を表す方法ですね。
卵巣、前立腺、脳などの検査に向いていると言われています。
CTとMRIの料金に違いは?
CTとMRIには単純検査と、造影検査があります。
2つの検査によって費用は実際どうなのか?
結論を言うと、CTとMRIの単純検査の費用、MRIの造影検査の費用はCTのほうが約1.5倍ほど高いです。
とは言っても、実質負担額で見てみるとそこまで気にするような差ではないことが分かります。
- CT検査とMRI検査の単純検査費用
- CT検査とMRI検査の造影検査費用
診療総額は2万円〜2万6千円
保険料1割で2600円、3割で6千円〜7千円超くらいですね。
診療総額は3万5千円から4万円
保険料1割で3千500円程度、3割で一万円前後ですね。
CTとMRIはどこの部位を検査するかによって変わる
CTは内蔵部分を調べるために良い検査方法です。
肺や心臓、膵臓、肝臓など不安がある方はいいですね。
MRIは、脳や脊髄などCT検査で調べることが出来ない部位を調べる時に選択するようになります。
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CTとMRIのメリットとデメリットは?
CTは検査時間が短いことが大きなメリットと言えるでしょう。
内臓系の診断をすると分かっていれば時間を大幅に短縮出来ます。
デメリットは、放射線を浴びていること。
微弱ではありますが原発事故によって多くの人は放射線に対しての意識が変わりましたので、抵抗のあるかたも多くなってきたかもしれません。
MRIは骨の影響を受けることなく部位の解析が出来る事がメリット。
CT検査とは違い、放射線の影響もないので不安になる方も少ないと言えます。
デメリットはCT検査と比べて検査時間が長くなってしまうことですね。
また電磁波を使う検査の為、ペースメーカーを体の内部に入れている方は、MRIを使った検査が出来ません。
まとめ
CT検査とMRI検査の違い、それぞれのメリットとデメリットを説明してきましたが、結局のところ私たち素人では正確な判断をすることは難しいです。
予備知識として頭に入れて医師の診断と判断を仰ぎましょう。
その上で、自分の中で疑問に思ったことを質問すれば適切な検査を受けることが出来ると思いますよ。
同じ診察を受けるにしても不安な状態より、安心して検査を受けることはとても重要なことではないでしょうか。