センバツといえば、21世紀枠!ということで、センバツ出場が決定した3校の戦力分析をしてみたいと思います。
今年のセンバツで21世紀枠に選ばれたのは桐蔭高校(和歌山県)、 豊橋工業高校(愛知県)、松山東高校(愛媛県)の3校です。

では順番に、選考された背景や、注目選手を紹介していきます。
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桐蔭高校(和歌山県)

21世紀枠桐蔭出典:http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/f-bb-tp0-20150123-1424919.html

【21世紀枠選考の理由】
桐蔭高校の野球部創部はなんと1897年の明治時代。
春・夏の甲子園とも、第1回大会に出場した超伝統校で、今回の出場は53年ぶりになります。県内屈指の進学校として知られ、部員は19名。

登録人数ぎりぎりの部員しかいませんが、今回伝統校としての歴史と文武両道が評価されての選出となりました。
ちなみに旧和歌山中時代に、本校のOBが尽力したため、今のセンバツが存在しているという逸話もあります。

学業との文武両道だけではなく、こういった高校野球界への貢献度も評価されたといえるでしょう。

【秋季大会の結果】

県内の新人戦では4強に進出。
秋季和歌山県大会では、初戦で和歌山大会を制し、近畿大会ベスト8の箕島高校を相手に、8回までリードするなど互角に渡り合いました。

【注目ポイント】

このチームの大黒柱であるエースの伊藤投手のデキがチームの勝敗のカギを握ります。
秋季県大会の1回戦では、先述のとおり接戦で箕島高校に敗れましたが、伊藤投手が8回途中まで強打の箕島高校打線を1点に抑えて接戦を演出しました。

伊藤投手の持ち味は打たせてとる粘りのピッチングです。
ランナーは出しても、ホームに返さないというここぞ、という場面での集中力は特筆すべきものがあります。バックもその伊藤投手を盛り立てるべく、チームも守備がかなり鍛えられている印象です。

箕島高校との試合は8回にその自慢の守備が乱れた一瞬をつかれて逆転されてしまいましたが、最後まで集中力を切らすことなく守り抜ければ、1回戦の相手によっては十分勝機があるといえるのではないでしょうか。

豊橋工業高校(愛知県)

21世紀枠豊橋工業出典:http://www.asahi.com/articles/ASH1R666DH1ROBJB00Y.html

【21世紀枠選考の理由】
本校はモノづくり愛知県の屋台骨を支えるといっても過言ではない程、卒業生が地元に就職し、モノづくりに携わっています。

長期休暇の前には数週間にもわたる実習があるため、選手が全員そろわないことも。
グラウンドの面積も小さく、ほかの部と共有しているため限られた練習環境の中で成果を出していることに加え、工業高校独自の練習道具を開発して練習を行っている点、また周辺地域の清掃活動をしていることが評価された結果、豊橋工業は満場一致で選出されました。

【秋季大会の結果】

愛知県大会では、準決勝まで勝ち上がったものの愛工大名電に敗れ3位決定戦に回りました。
決定戦では県内の私立強豪に競り勝ち創部初の東海大会に出場。
東海大会では1回戦で敗れたものの、強豪と十分渡り合える力があることを証明しました。

【注目ポイント】

このチームも、桐蔭高校と同じく大黒柱であるエースの森投手のデキがチームの勝敗のカギを握るといえるでしょう。
140キロを超えるストレートと、切れ味鋭いスライダーが武器で愛知県内NO1右腕といわれる森投手がしっかりと試合を作ることができれば、センバツでも勝機を見出すことができます。

打線は昨年の春・夏の県大会で、甲子園に出場した東邦高校と激戦を繰り広げましたが、3年生が卒業し、打線に関してはそれほど目立つ高校ではありません。
だからこそ、県大会の3位決定戦のように、バントや進塁打などの小技をしっかりと決めて、得点圏にランナーを進め、作ったチャンスをしっかりものにすることが大事になってきます。

リードを奪うことができれば、森投手を中心とした守り勝つ野球ができるのではないでしょうか。
センバツでも十分に勝機がある学校であるといえます。

松山東高校(愛媛県)

21世紀枠松山東出典:http://mainichi.jp/sports/news/20150124k0000m050234000c.html

この高校はなんといっても、baseballを「野球」と訳し、日本に野球をもたらした正岡子規が在籍・卒業したことで知られています。
なんと63年ぶりに愛媛県大会の決勝に進出し、四国大会にも出場。

【21世紀枠選考の理由】
この高校は愛媛県内屈指の進学校であり、その偏差値はなんと70にも上ります。
一方で、ボート部も全国レベルであるなど、文武両道を第一としている高校なのです。

文部科学省が認定するスーパーグローバルハイスクールに2014年から認定されるなど、野球以外の面でも注目されている高校です。
それらの実績などが高く評価され、今回センバツの21世紀枠に選出されました。

【秋季大会の結果】

愛媛県大会では63年ぶりの準優勝でした。
昨年からの主力が2名残りエースと4番がしっかり固まっていたため、県内では安定した試合運びで勝ち進みました。
特に準々決勝の小松高校戦では、2014年夏に1対10と大敗したリベンジを果たしたのです。

【注目ポイント】

このチームは2年生エースだった亀岡投手が残り、脇を羽藤投手がかため継投も視野に入れて勝ち上がっています。
打線は昨年も主力として活躍した主将の米田選手の活躍が得点力アップには欠かせません。
逆に米田選手が抑えられてしまうと、非常に苦しい試合を余儀なくされます。

2年生が9名と非常に少なく、1年生中心のチームですが、現在は朝練習を多く取り入れ、部全体のレベルは確実に上がっているようです。練習内容は選手全員が細かくミーティングを行うことで決定しているため、チームワークは非常に優れたチームといえます。

そのため、相手のスキを突く攻撃や積極的な守備で亀岡投手・羽藤投手を盛り立て、攻撃につなげていくことが、勝利への近道といえるでしょう。

現在、選手自身の発案でトレーナーを外部から招へいするなど自発的に動くことができる選手たちが、全国大会の場でどのような力を発揮するか、目が離せません。

まとめ

以上が21世紀枠で出場する3校の戦力分析でした。

個人的には「21世紀枠で選考された」というと、不甲斐ない姿を見せるわけにいかないというプレッシャーが、他の高校より大きいのではないかと思います。

ですが、3校ともセンバツで渡り合える自力は十分にあります!
陰ながら活躍を期待しておりますので、頑張ってください。