秋の東京都大会を制し、春のセンバツ出場を決めた東海大菅生高校(東京)。
投打の核になるのは今秋のドラフト候補・勝俣翔貴選手です。

元中日ドラゴンズの若林弘泰監督が率い、勝俣選手を中心に投打によくまとまったチームである半面、同選手の調子に左右されます。
そこからなのか終盤に逆転することが多いのも特徴の一つです。
まさに最後まで目が離せないチームと言えます。
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強豪ひしめく東京を制した二刀流・勝俣翔貴!

MAX142キロの直球も魅力ですが何と言っても縦におちるスライダーが最大の武器。
スラっとした体形ではありますが、セットポジションから躍動感あふれるフォームで投げ込む右腕です。

1年時は打撃を買われ、ファーストでレギュラーを獲得しますが、その類まれなるセンスから昨夏から本格的に投手となります。秋の東京都大会では次々と強豪と当たる厳しい組み合わせとなりますが、勝俣はそんな中安定した投球を披露していきます。

球速以上に力を感じる重いストレートは打球の伸びを削ぐ威力。國學院久我山、帝京と破り、準決勝進出。
相手は早稲田実業を破り勝ちあがってきた法政大でした。初回、立ち上がりに苦しみ、いきなり1点を失うものの、自らのタイムリーで勝ち越した後は尻上がりに調子を上げ、その後は無失点で勝ちを収めました。

決勝は夏の甲子園代表校の二松学舎大附戦。
またも先にリードを許す苦しい展開となりました。ですがここでは打者としての能力が目を覚まします。敗色が徐々に忍び寄ってきた2点差を追う8回。あっさり二人が倒れ、打席に立ったのは勝俣選手でした。

球に逆らわず反撃の口火を切るセンター前クリーンヒットを放ちます。するとチーム打線は一気に活気づき、見事逆転しそのまま東京を制しました。

神宮大会でも変わらぬスタイル?!


神宮大会では1回戦に静岡高校(静岡)にも先制を許してしまいます。初回またしてもコントロールに苦しむ勝俣選手。
ワイルドピッチで先制を許してしまいます。その後もピリッとしないピッチングで序盤に4点を失ってしまいます。

ここからが勝俣選手の真骨頂!
1点差を追う6回。自ら打席に立つと綺麗に振り抜いた打球は一直線にライトスタンド前弾に突き刺ささる同点ホームラン(上記動画1:10~)。その後は要所を押さえる安定感を取り戻し見事逆転勝利を飾りベスト4進出。
選抜出場を手中に収めました。

甲子園の主役になれる素質

広角に打ち分けるバッティングセンスは折り紙つき。
チャンスも作れ、ランナーも返せる中距離砲は間違いなく超高校級。

本人もピッチングよりバッティングのほうが好きだと話します。
プロのスカウトも特に打者としておおいに注目しており、「東京No.1」との呼び声も。

投球面においては立ち上がりに難があるものの、粘り強い投球と自分の打撃からリズムをつかみ調子を上げると、なかなか打ち崩すことが難しい投手です。この春、二刀流高校球児が甲子園の中心で輝くはず!